アクセス

メール

0120-523-160

受付時間 9:00~17:30

解決事例

2023.06.07
金(ゴールド)を家族信託した事例

今回は金(ゴールド)を家族信託した事例をご説明します。

相談内容

両親が認知症になる前に、ご存命のうちに財産管理をしたい、とお父様と娘さん(相談者)がご相談にいらっしゃいました。

「現在は年金で生活できているが、将来の資金面に不安があるので必要なときに金を売って現金化したい」というご相談でした。

また、ご兄弟の仲が良くないため、相続が発生した場合には遺産分割で揉めないようしたい、というご要望もありました。

さらに、金(ゴールド)をはじめとする貴金属や、預貯金、ご自宅など、お持ちの資産を合計すると、相続税申告がかかる可能性もあり、この対策も必要かどうか、ということで不安を感じていらっしゃいました。

当事務所の提案とお手伝い

「お父様が認知症などになった時の介護費用や生活費のために、適切なタイミングで金を現金化したい」というお客様のご希望に添えるよう、金を家族信託することをご提案しました。

なぜ家族信託が有効かというと、

・お父様が認知症になると、金を売却することはできない(意思能力がないため)

・今のタイミングで贈与をすると、贈与税がかかるうえに、ご兄弟の間に不和が生じる可能性がある

・確実にお父様のために使ってもらえる保障はない

といった法的なリスクが大きいため、生前贈与などで財産を渡してしまうことはリスクが大きいためです。

「家族信託」とは、「信頼できるご家族などに、財産を信じて託す」という契約の仕組みをいいます。
こうすることで、万が一本人が判断できなくなったときでも、信頼できる家族に財産を管理してもらうことができます。

家族信託について詳しくはこちら>>>

また、家族信託は信託した財産の行き先を指定しておくことができます(=遺言と同等の機能がある)。将来、相続が発生したあとに揉め事が起きないよう、どのように信託した財産(今回は金)を引き継ぐか定めておくことで、望まないトラブルを回避することができます。

今回は下記の内容で家族信託契約を行い、次女様を中心に、お父様の財産管理を行うこととしました。

今回の家族信託のスキーム

【契約関係】

・相談者:次女

・委託者:父

・受託者:次女→長女

・受益者:父

【信託財産】

・金

・預金

その他の対策

家族信託契約の中に入れない財産(ご自宅など)については、ご両親に自筆証書遺言を書いていただくことで、争族に発展するリスクを予防することにしました。

また相続税に関するご不安があったので、相続財産評価をおこないました。

結果

今回のサポートでは、お父様、次女様と何回もお打ち合わせをさせていただきました。

冒頭に記載したとおり、

・お父様の生活や介護に関する資金対策

・ご兄弟の相続トラブル対策

・相続税対策

など様々なご不安が入り混じっていましたが、ヒアリングを重ねる中で、とるべき対策の優先順位を決めることができました。

今回のケースでは、最優先は「お父様の生活や介護に関する資金対策」でしたので、家族信託を軸に対策を進めることとしました。

結果として、もしものことがあれば、次女様がしっかりとお父様の財産管理をサポートできること、遺言も組み合わせたことで相続トラブルのリスクも可能な限り減らす手立てをとることができました。

また、現金化しやすい資産が多いことから、もし相続税がかかっても納税資金には困らないことも、調査やヒアリングのなかで整理をつけることができました。

金(ゴールド)を信託する際の注意点

現在、金(ゴールド)は人気がある財産の一つです。

人気の理由は固定資産税がかからないことです。

不動産の場合は固定資産税がかかりますが、金にはかかりません。
500g以下の金地金を購入する場合は手数料がかかるので注意が必要です。

また金の特徴として、資産分割しやすい点が挙げられます。相続が発生した場合にも、財産分割が行いやすいので人気がある財産です。

ただし、対象となる金の特定など、気を付けるべきこともあります。

金などの貴金属について、家族信託などを活用して対策をとる際には、ぜひ専門家へご相談ください。

  • 生前対策の比較はこちら
生前対策の最新コラムはこちらから
新着情報一覧を見る
PAGETOP